フィギュアの全日本選手権が開催され、その結果を元に世界選手権2023の日本代表メンバーが選出されました。
世界選手権2023に選出された選手で会見が行われましたが、宇野昌磨選手が選考基準に不満を漏らしたことが話題となっています。
そこで気になるのが、フィギュア世界選手権の選考基準ではないかと思います。
また、宇野昌磨選手がなぜ公の場で不満を口にしたのかも気になるところですよね!
世界選手権には、「男女シングル3枠・ペア3枠・アイスダンス1枠」が選出されますが、今回は男女シングルの選考基準について、以下の内容をまとめていきます。
・フィギュア世界選手権2023の選考基準
・宇野昌磨の不満の訳
・選考基準は妥当だった?
フィギュア世界選手権2023の選考基準!
フィギュア世界選手権2023には、日本代表メンバーとして出場します。
この日本代表に選出されるための選考基準は、以下の通りです。
≪男女シングル3枠≫
①全日本選手権大会優勝者を選考する。
②以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。
A) 全日本選手権大会2位、3位の選手
B) ISU グランプリファイナル出場者上位2名
C) 全日本選手権大会終了時点でのISU シーズンベストスコア上位3名
③以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、上記①②で選考された選手を含め、3名に達するまで選考する。
A) ②のA)B)C)に該当し、②の選考から漏れた選手
B) 全日本選手権大会終了時点でのISU ワールドスタンディング上位3名
C) 全日本選手権大会終了時点でのISU シーズンワールドランキング上位3名
D) 全日本選手権大会までに派遣した国際競技会、および強化部が指定した国内競技会におけるベストトータルエレメントスコア上位3名
全日本選手権の優勝者以外の2枠は、総合評価で判断されます。
つまり、全日本選手権だけで良い結果でも、他の大会でいまいちであれば選ばれない可能性があるということですね。
ただ、この選考基準は「全日本の結果を重視」する年や「成績を重視」する年があったりと選考基準が年によってブレブレだという意見も多く見られました。
宇野昌磨は何が不満?
宇野昌磨選手はフィギュア世界選手権の代表者会見で、選考基準への不満を口にしていました。
宇野昌磨が世界選手権の代表選考基準にキレてたって話題のシーンってこれか。
代表選考って1枠くらいは毎年荒れる印象あるけど実際どうなんだろう?
自分は宇野好きだし会見の雰囲気は悪くなったかもしれないけど、疑問に思った事をトップ選手がこういう場で言ってくれるのは尊重したいな。 pic.twitter.com/33v59ZejTU
— k a z u m a (@kazutan__1220) December 25, 2022
僕が言うことではないんですけれども、選考基準がどういったものか僕にはよくわからないですけど、あんまりうれしく思えない部分もありますけど、そこは頑張りたいと思います
引用元:Yahoo!ニュース
表情からも、怒りをあらわにしていることが分かりますね。
宇野昌磨選手が不満に思っている選考基準とは、
【②・A) 全日本選手権大会2位、3位の選手】
の部分でないかと思います。
今回選出されたのは、以下の3人です。
3位や5位の選手は選ばれていますが、2位の島田選手は選ばれませんでした。
この点が宇野選手には納得いかなかったのかもしれません。
また、選考基準はあるものの、その年によって重視する点が違うため、
≪昨年は良くて今年はダメなの?≫
という疑問が生じていたのではないかと考えられます。
常に表彰台争いをしてきた宇野選手だけに、選考基準に対する不信感が爆発したのかもしれませんね。
まとめ
『フィギュア世界選手権2023の選考基準!宇野昌磨は不満でも妥当な結果?』と題してまとめていきました。
フィギュア世界選手権2023の出場枠は、選手にとってオリンピック同様の舞台だと思います。
その選考基準がブレブレでは、真剣に取り組んでいる選手が報われませんよね…
宇野昌磨選手ほどのトップ選手が選考基準に物申したことで、選手自身が納得して協議に取り組める選考基準ヘとなれば良いなと思います。
コメント